私たちの思い

 就職活動がうまくいかないまま非正規雇用を続けざるをえない人、自分の適職がわからない、あるいは働く意味をつかみきれなくて、継続的に働くことができない人、社会に出ること、他人と交わることに不安を抱え、一歩踏み出すことができない人。

 豊かになった社会の中で、働くこと、社会に出ていくことに不安を抱え、戸惑い、立ち止まってしまう若者が増え続けています。

 NPO法人ワーカーズコープは、昨年度(24年度)名古屋市から「若年者自立支援サテライト事業」の委託を受け、ワーカーズコープ若者自立・就労支援プロジェクト「すてっぷ」を立ち上げました。これは、働くことに困難を抱える若者(原則として15歳~39歳 および当事者の家族等)に対して様々な支援を実施することで、若者の働きたいという気持ちを高め、若者自身が就労に向けた取り組みをしていけるようサポートしていく事業です。

 

 私たちワーカーズコープは、働くこと、社会に出ていくことに不安や困難を抱えた若者たち自身にも、かけがえのない能力や成長していく力、大きな可能性があることを信じています。あくまで若者自身を主人公に、彼らの「自分を変えたい」「働きたい」「社会の一員として認められたい」という気持ちに寄り添い、適切なサポートをしていきたいと考えています。

 

「すてっぷ」では以下の2つの点を大切にして支援を展開していきます。


1.単なる就労体験ではなく、一定期間の「中間的就労」を実施

 働くことをためらう若者たちの中には、自分に自信が持てない、あるいは働くことの喜びがわからない、という人が多くいます。1日単位の就労体験と継続的なフルタイムの就労との間をつなぐものとして、若者を理解した職場で見守られながら、対価を得て働く「中間的就労(社会的就労)」の場が必要だと私たちは考えます。

 若者の気持ちや体調を理解し、相談しながら働いていくことで、少しずつ若者自身が自信を取り戻し、働くこと、他人と交わることの喜びを感じていくことができます。私たち、ワーカーズコープは働くものが自ら働く場を作り出すNPOとしての活動の中から「中間的就労(社会的就労)」の場を増やしていくことで支援をひろげていきます。

 

2.若者自身が支援者になる「循環型支援」

 困難を抱えている若者・家族は、自分だけの特別なものだと考え、孤立しがちです。私たちは、若者やその家族が、自分たちの悩みを共有し、話し合うこと自体が、その悩みを解決していくための1つの手段だと考えます。「すてっぷ」では、悩みを抱えている自身が、他人と悩みを共有する中でその悩みを解きほぐす役割を果たすことで自身の自信の回復にもつながっていく、「循環型支援」を行っていきます。交流会、勉強会、保護者懇談会など様々なかたちでの場の提供をします。

 

 長々と書きましたが、まず基本は「いっしょになって考える」ことです。最初はとりとめのない話からでかまいません。お気軽にお電話・メールなどで御連絡下さい。

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